ハナ 2020-014 Tulip #5

タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 彼女について私は何も知らないに等しいはずだ。チューリップの球根を店頭で選び、植え付け、颱風の日はプランターを部屋に運び込み、育て、咲いたけれど。咲かせたと言えるかどうか。そして彼女について何も知らない。

ハナ 2020-013 Tulip #4

タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / この日のために昨年の秋、球根を植え今日まで育ててきた。今年は芽を出したこと、育ったこと、花を咲かせたことをいつもの年より感謝している。この困難な時代に、私はチューリップに世界を見ている。

ハナ 2020-012 Tulip #3

タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / なにがどうと敢えて言う必要はないだろうが、遠い場所で遠い景色を撮影できずにいる。2月、私はこうした事態をうっすら想像していた。3月のはじめ、ものごとはよい方向へ向かっているように感じた。だが、そう感じられたのはほんの数日だった。いま花を見て、花を通して遠い世界へ行こうと試みている。花の向こうにある景色を見つけるために。

ハナ 2020-010 Tulip #1

タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 2020年はじめてのチューリップだ。球根を植え春を待っていた。例年チューリップを開花させるのはステージに立たせ撮影するには切り花ではだめなのだ。冬に芽生えはじめ、寒さのなか葉を伸ばし、つぼみをつけ、開花し、やがて散りゆくまで見極めなければ撮影できない。

ハナ 2020-009 Rosemary #2

タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 今朝、ローズマリーの隣にパセリのプランターを移動させた。雑草を抜き、越年した株の隣に種から発芽させた苗を植えた。そしてまたパセリの苗をつくるべく種を蒔いた。なぜかタイムを上手く育てられたためしがないが、ローズマリーとパセリはいつも私を幸せにしてくる。

ハナ 2020-007

タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます /花は、既に春だった。そして何も気づかぬまま冬の部屋に飾られている。春はまだ先だが、年齢とともに時間の経過が加速しているからきっとすぐ巡ってくるに違いない。味気ないとも[……]

ハナ 2020-006 Anthurium #6

タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / アンスリウムの花言葉は、「情熱」「印象深い」。へえー。適当なものだ、花言葉なんて。取り立てて好きな花ではないし、プラスチックのような質感と単純極まりない赤い色が特徴の品種仏炎苞はむしろ嫌悪感すら感じるのだが素通りできないものがある[……]

ハナ 2020-005 Anthurium #5

タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 花言葉は誰がどのようにして決めて、どこに集約されているのだろう。自然発生的に生じた花言葉が19世紀に花言葉辞典としてヨーロッパでまとめられたらしいが、新たに発見された植物の花言葉は誰がどうのようにして決めているのだろう。さて、どうしたものかとアンスリウムを見るといつも思う[……]

ハナ 2020-003 Anthurium #3

タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます/ 取り立てて話題はないが、一言も発しないままなのも落ちつかない状況というものがある。独り言でなく、会話についてだ。たぶん、これと同じなのだ。さて、どうしたものかとアンスリウムを見るといつも思う。取り立てて好きな花ではないし[……]

ハナ 2020-002 Anthurium #2

タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます/ Anthurium / アンスリウム さて、どうしたものかとアンスリウムを見るといつも思う。取り立てて好きな花ではないし、プラスチックのような質感と赤い色が特徴の品種仏炎苞はむしろ嫌悪感すら感じるのだが素通りできないものがある。異質である。異様である[……]

ハナ 19-007

タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます/ セージは多年草または低木に分類されているので越冬してとうぜんなのだが、昨年の夏かなり弱り、冬を越した春には見る影もなくなっていたので煩わしいほど茂るとは思いもよらなかった。今年になるまでなぜか撮影する気になれなかったが、いやらしい雑草然とした様子を見ていたら時来たりと感じたのだ。

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