砂景 20-002

タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 地図を頼りに歩いてたはずなのに、このあと私は正反対の方角へ進んでいた。歩いてきた方角へ後戻りするつらさを想像したとき、このまま間違った方角へ進もうと思った。そちらへ行けば、ますます目的地から遠ざかり何もかも無に帰すのに。

惑星と文明 20-003 時間は砂となって降り積もる

タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / メヒコシティの空気の密度が薄いのに気づいたときタクシーは旧市街地のグランオテルを目指していた。それからずっと意識はぼんやりしていたのかもしれない。直裁な紫外線が水分を含まぬ大気をまっすぐ進み空気遠近法が存在しない空間にも翻弄された。そして湿度を再び感じたのは三日後砂漠から海へ下る途中だった。あれから二十数年、わたしはずっとぼんやりしたままかもれしない。

惑星と文明 20-002 時間は砂となって降り積もる

タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / この屋根、この柱、この壁を見つけて安堵した。砂の世界を歩きつづけて、人が人として安住できる場所にほっとしたのだ。人が住むべき建物ではないのは知っているが懐かしくさえ思ったのである。

惑星と文明 20-001 時間は砂となって降り積もる

タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / だんだんどうでもよくなる感覚はなかなかよいものかもしれない。吹き付ける風に煽られるに任せて、ずっとここに立って、ずっと海を見ている。三途の川ならぬ三途の海を前にした気分だ。

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る