タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 三日目、花びらのゆるみ加減、首のかしげ加減に表情が現れはじめた。いつもと違うものが始まりつつあるのを感じ、チューリップに舞台を用意した。
ハナ 2021-016 Tulip
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 花びらのフリンジが面白いと思い球根を植えた。花が咲き、フリンジの面白さを撮影しようとした。そのポーズは違うとチューリップに指摘されたような気がして、花が勧める構図に変えた。
ハナ 2021-015 Tulip
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / チューリップを花瓶にいけて変化を観察し続ける。花だけでなく葉も茎も日々様子が変わる。人と、その人の年月を思う。やがて散る間際に壮絶なまでに美しい姿になる。
ハナ 2021-013〜14 Tulip
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / チューリップは幼い花、咲き誇る花の美しさもさることながら花の命の終わりの瀬戸際に別次元の美しさになる。散り際の、風が吹いただけでも花びらが散るこのときもっとも美しいかもしれない。突き抜けた美がある。
ハナ 2021-012 Dahlia
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 紅白のダリアは他の作品も公開する予定です。
海景 21-001 精神的な入り江
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / そこへ行っても見るべきものはないだろうと何年も足を向けなかった入江だ。抜け道を探すうちいつの間にかここにいた。太陽がぐっと位置を変えるまで眺め続けた。
ハナ 2021-006〜011 Tulip
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 006から011番までを紹介しています。この連番はこのカラー作品のほかモノクローム作品があります。東日本大震災以後を取材した作品をすべて取り下げた後の私なりの10年めの鎮魂の意を込めた連作です。
ハナ 2021-006〜011 Tulip monochrome
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 006から011番までを紹介しています。この連番はモノクローム作品とカラー作品があります。東日本大震災から現在までを私なりに受け止め整理して、どうしても片付けられない気持ちから生じた連作です。
ハナ 2021-006 Tulip
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 今年は数週間前からチューリップの撮影をはじめた。撮影しながら10年目の3月11日を思い出したのは光が春めいてきたからに違いない。あの日、ひなたは暖かく窓から差し込む日差しにはかすかなまぶしさがあった。花瓶に赤いチューリップが一輪咲いていた。
ハナ 2021-005 Knautia-arvensis
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / ザ・ロネッツ、ザ・シュープリームス、スリー・ディグリーズといった女性グループを思い浮かべた。正確には舞台上の架空の三人の姿を見ていた。何か手を加えようとしたし、実際に試みたけれど、ただただこのままでいいと全てを戻した。そのほうがきっとよいはずだ。