タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 枯死しているのではなく休眠しているだけなのだそうだ。触れたら皮膚を裂くほど硬く鋭い葉は眠っているのだった。
ハナ 2020-034 Love Is Stronger Than Pride
Sade Aduの歌声のように。プライドより勝るもののように。強靭な愛について。
海景 20-005 いやな天気だ
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 晴れ間が見えたと思ったら、西から黒い雲がやってきた。また降り出した雨は、やがて激しさを増すだろう。それでなくても靴と靴下はびしょ濡れなのに。
ハナ 2020-033 pomegranate #1
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 灼熱の日々が続いた。熱風が吹いた日の翌日、ザクロの枝先に干からびた果実を見つけた。
Midsummer and Woman [夏至の女]
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 参考作品のため、ご要望があれば販売いたします。|男性神と女性神が出会う日。
砂景 20-008 彼女とはもう二度と会うことはない
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / ずっと振り返るようにしながら彼女に話しかけ、彼女の言葉を聞きながら歩いてきた。激しい逆光で私の眼は焼かれ、彼女の声だけが砂浜にあった。ここで別れたら、彼女とはもう二度と会うことはない。
海景 20-004 岩礁への上陸
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 岩礁のうえで真夏の太陽に焼かれる。
Past Light 20-015 夏が終わる
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 暑さとか、日差しとか関係なく、夏が終わろうとしていた。汗をかいてシャワーを浴びても、もうそこに真夏はなかった。
Past Light 20-014 穏やかな磯から続く海景
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 偶然や気まぐれだとして、なぜここまで完璧な配列になるのか。偶然や気まぐれだからなのか。
Past Light 20-013 日暮れる鹿島灘
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 北からずっと南下して、ここにたどり着いたのは夕暮れ近い時刻だった。あと少し車を走らせたら銚子だが、鹿島灘は利根川以西とは違う海の色、空の色をしている。なにもかも違う。水平線のうえに赤い色がさしていた。
ハナ 2020-032 Gladiolus #2
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 撮影しながら、現像しながら、特別なことをしていないのに赤い花の赤さが飽和しているのに気づいた。これ以上の赤さを表現できない状態が飽和だ。なぜ、そこまで赤いのか。
ハナ 2020-031 Pincushion #1
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 田園を歩いた。水田を見ると8月だというのに稲はひと月前かと思う姿をしていた。雨ばかり降り、太陽を見ることがなかった7月だった。花屋にならぶピンクッションもまた例年より小さい。
ハナ 2020-030 Calla #1
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / もう今年はいいだろう、と撮影しないつもりでいてもカラーを手に取ってしまう。新たな発見はもうないだろう、と思いつつ撮影をしていると侮るなと言わんばかりの表情を見せる。