タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 2018年4月11日が、こんなに荒天だった理由を思い出せないし、そんな日に海へ出かけた動機も忘れてしまった。だけど朝焼けの荒ぶる海を見たこと、激しい飛砂と飛沫で顔が痛かったことははっきり憶えている。私がいなくなれば記憶なんてものと関係なく写真だけが残る、その日、その朝の海だ。
ハナ 2020-030 Gladiolus #1
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 栽培家が市場へ運び込んだてきたとき、花の赤さに私はたじろいだ。肉眼に赤さが飽和していた。天候不順の夏なのに血のように赤い花が咲いたのだ。
Past Light 20-011 曇天と太陽
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 早朝から移動をはじめて岬に入って時を過ごし、また海沿いの道に車を走らせた。それはとても長い時間だった。私は木漏れ日というものを久しく撮影していないとか、滝とか沢とかについて思いつくままに考えながら車を運転した。いつしか厚い雲が空を覆っていた。
砂景 20-009 Surfer
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / いまの私は疲れていて、とても笑える状態にない。それでも創らなくてはと思う。このサーファーが海を目指していたように。
Past Light 20-010 音のないリズム
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 世界が壊れゆくもの音に耳を覆って光る海だけを見ている。それは、たぶん正しい。正しくなかったとしても、これでいい。
ハナ 2020-029 茶の木
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます / 2015年9月に撮影した。ずっと梅雨の雨に濡れた茶の木だったと思い込んでいたが、茶の花期は秋から冬なのだからひどい勘違いをしていたことになる。梅雨ではなく秋雨だったのだ。茶の木はあんがいいたるところに自生している。