タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます/ 砂と空しか見えない。砂の壁の先があるものと信じて疑うことなく登る。もし考えもしなかった結果になったら、どうなるのだろう。そんなことを考えていた。
海景 2019-003*004
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます/ ここから先、その先、ずっと先へ。ここまで、その手前、ずっと手前まで。あきらかに違う世界と世界が接し合う領域を前にして、私は目を凝らす。まだ次の世界へは行けない。しかし、確実にいつかそちらへ行く。このように宣言しておく。
惑星と文明 19-029 時間は砂となって降り積もる
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます/ 12年前、ここは侵食され波打ち際の向こう側だった。砂は生きている。
その場所に、その彼方へ 19-004
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます/ 三途の川ならぬ三途の海を見ながら私は死ぬのだと思う。三途の海は起伏が激しい深い砂丘の先の、平かな砂浜の向こうにあって、渡ろうか引き返そうか戸惑うのだろう。たぶん、こんな場所で。
その場所に、その彼方へ 19-003
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます/ 遠いところへ来ているはずなのに、ここで生まれここで育ち、いずれここで死ぬような気がしている。飛砂が地を這い脚に叩きつけられた直後、もうもうと辺り一面が砂つぶで覆われ視界が消え失せた。ああこんなことの繰り返しだったなと、今日まで日々を思った。さて、これからどこへて
惑星と文明 19-028 時間は砂となって降り積もる
タイトルをクリックあるいはタップした先で画像を拡大することができます/原子力発電所を臨む砂丘で、私は飛砂に翻弄され立っているのもやっとだった。砂を巻き上げ、肌に叩きつける風が原子力発電所と……